2月にまける野菜のタネ

2月は育苗に時間のかかるネギなど昼間の温度を確保して種まきを始めます。
ナスなどの果菜は、昼・夜とも温度が必要なので夜に加温する必要があります。夜温を確保するのが難しいようなら無理に早まきしない方が結果的に良い苗を育てることになります。 屋内の鉢で栽培する場合は、赤玉土を多めに入れた用土を利用して水はけを良好に保ちましょう。容量で半分くらい赤玉土を混ぜれば冬用の用土になります。
ホウレンソウなどを屋外に蒔く場合はべたがけ+トンネルなどで発芽温度を確保するようにしましょう。

2月に栽培を始めるのにオススメの品種リスト

サラダ・ラティーナ

サラダ・ラティーナ

サラダで食べるスイートサラダターニップ。イタリアで人気のサラダカブが凱旋!

[栽培方法]
胚軸が肥大する野菜ですので、直播を基本とします。サラダ・ラティーナ                                         特性 Amazon等 トキタ通販
カリーノケールHG

カリーノケールHG

夏場の収穫に向いているカリーノケール

[栽培方法]
基本的にキャベツの育苗と同様。最適発芽温度は18〜25℃で発芽まで2〜3日(夏期。冬期の育苗では1週間程度)。5℃以下では生育不良で、30℃以上では軟弱徒長します。カリーノケールHG                                         特性 Amazon等 トキタ通販
カタローニャ

カタローニャ

水菜のような形をした茎葉を加熱調理、性質は強健で栽培容易

[栽培方法]
発芽適温は20-25℃で発芽まで3-5日。育苗ポットに2粒播き、覆土は少なく発芽に必要な光を与える。発芽時に間引き、本葉3枚、葉長5cm程の若苗を定植。カタローニャ                                            特性 Amazon等 トキタ通販
スカローラ(TSGI-1511)

スカローラ(TSGI-1511)

広葉で全体に柔らかく、軟白無しでも美味しいエンダイブ

[栽培方法]
発芽適温は20-25℃で発芽まで3-5日。育苗ポットに2粒播き、覆土は少なく発芽に必要な光を与える。発芽時に間引き、本葉3枚、葉長5cm程の若苗を定植。スカローラ(TSGI-1511)                                  特性 Amazon等 トキタ通販
スパイダーZ

スパイダーZ

大葉で葉数多く一株重が出る多収型秋冬品種。低温伸長良好。

[栽培方法]
スパイダーZ                                            特性 トキタ通販
パープルサンゴ

パープルサンゴ

栄養豊富、サラダの彩りに貝割れ専用種

[栽培方法]
キッチンペーパーを3つ折りして深さ10cm程度のコップの底に敷き、水を含ませておきます。 タネ同士が重なり合わない程度にまんべんなくばらまきます。 全体をアルミホイルで覆い最低20℃程度の温度のあるところに置きます。発芽してきたら15℃くらいの気温のところで栽培します。 茎が食べられる程度の長さに伸びてきたら、光にあてて葉に色を付けます。パープルサンゴ                                           特性
ムスクランサラダセット

ムスクランサラダセット

7種のレタスの味と色と香り

[栽培方法]
10cm四方に20粒を目安にばらまきで栽培できます。発芽後こみあっているところは間引きします。間引き菜も食べられます。ムスクランサラダセット                                       特性 トキタ通販
大河の轟き

大河の轟き

夏ネギから冬ネギまで使用可能。特に秋冬で高評価 第67回千葉県野菜品種審査会(ネギ・秋冬どり)一等特別賞 第68回全日本野菜品種審査会3等(富山県) 第70回全日本野菜品種審査会2等(茨城県)

[栽培方法]
大河の轟き                                             特性 Amazon等 トキタ通販
森の奏で

森の奏で

夏から秋冬収穫まで、夏越し率が高く、収量がとれる万能型F1一本ネギ

[栽培方法]
発芽には、20℃前後の温度が必要。低温期にはトンネルはハウス育苗します。森の奏で                                              特性 Amazon等
ズッケロ パンディ・ズッケロ

ズッケロ パンディ・ズッケロ

葉は大きく30cm以上になり、平滑で滑らかなシート状。他に無い珍しい野菜。赤いラディッキオより苦みは淡く、ほんのり甘い。食感もパリッとしている

[栽培方法]
ポット育苗か直播。発芽適温は20℃。低温に当てず20℃以上を確保する。ズッケロ パンディ・ズッケロ                                    特性 Amazon等 トキタ通販
スティッコリー

スティッコリー

アスパラ感覚でさまざまな料理にGood!

[栽培方法]
 9cmポットに5〜6粒まき、双葉が展開したら、生育の劣るものを間引き3本程度残し、本葉2枚で2本、本葉3〜4枚の時に1本立ちにし、本葉5〜6枚まで育てます。スティッコリー                                           特性 トキタ通販
サラダからし菜

サラダからし菜

ピリッとした辛味がサラダ、浅漬けにも最適 加熱すると、辛みはほとんどなくなり、苦味もなく旨味を素直に受け止める

[栽培方法]
漬物用の大株での収穫目的でない限り原則直播栽培です。サラダからし菜                                           特性 Amazon等 トキタ通販
十国一本太

十国一本太

伸びが早く、あかさび病、ウイルス病などの病害に強い秋冬どり用の一本葱

[栽培方法]
●畑の一部に育苗床を作る場合  堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。  草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。十国一本太                                             特性
とろ~り旨なす

とろ~り旨なす

加熱すると、ねっとりした食感に変化。皮が白いので、他の食材に色移りしない。(食感をダイレクトにわかってほしくて「揚げてトルコ」から改名しました)

[栽培方法]
とろ~り旨なす                                           特性 Amazon等 トキタ通販
くり将軍ネオ

くり将軍ネオ

収量性、果色、形、揃い良好、ホクホクで甘い早生種。後熟期間も短い。花痕部もきれい。

[栽培方法]
くり将軍ネオ                                            特性 トキタ通販
2月の栽培管理ポイント

果菜類

スナップエンドウ

スナップエンドウやキヌサヤエンドウ・スジナイン

新芽が霜や風で痛まないように霜よけを兼ねた枝などをさしてつるあり種はネットに誘引する準備をします。新芽が枯れても脇芽で収穫できる品種もあります。

葉菜類

ネギ

ネギ

秋冬ネギ種まき

秋冬に収穫するネギは中間地では11月頃から種まきの時期になります。遅くとも3月くらいまでに種まきすると秋冬に収穫できる作型で栽培できます。
育苗場所、仕事の都合で時期を調整します。発芽には温度と水分が必要なので厳冬期は温度が確保できる環境を確保します。 (Youtube動画 春の種まき参照)

秋冬ネギ収穫

秋冬ネギは、適宜収穫します。「森の奏で」などを利用している場合は畑に置いておくと太ります。花芽が上がる前、3月頃までには収穫しましょう。
春ネギは、年内に定植した溝が平らになる程度を目標に追肥、土寄せをします。 (Youtube動画 ネギの収穫を参照)
コマツナ

コマツナ

生育期間の大半が霜になるようならば低温伸張性のある品種などを選択します。低温伸張性のない品種は低温条件では伸びないので、気温のあるうちに伸びていたら畑に置いて置いて少しずつ収穫してもよいでしょう。霜に当たっても痛まないような品種を選択します。

根菜類

根菜
地上にむき出しになっている肩部などに霜が当たると痛むので、適宜収穫しておきます。どうしても畑に置いておきたいものは土寄せや霜よけをするつもりで準備するとよいでしょう。

春まきの準備

圃場の準備

秋まきで栽培しなかった畑は、天地返しして寒ざらするとよいでしょう。

畑では土を荒く起こしておいて霜に当てると、霜にあたった土が砕かれて細かくなり、日光にあたることで殺菌なども期待できます。
冬の間栽培しない区画があるようでしたら一手間かけて30cmくらいの深さで土を起こしておくと良いでしょう。