カタローニャ

水菜のような形をした茎葉を加熱調理、性質は強健で栽培容易

特性

エンダイブに近いリーフチコリの仲間です。スペイン・カタローニャ地方発祥の野菜ですが、イタリアに渡り栽培されています。耐寒性・耐暑性に優れ、極寒期・酷暑期を除き栽培可能。強健なキク科野菜です。
肉厚で濃厚な味の葉茎は、生食には適さず、じっくりと火を入れて食します。

栽培上の注意

目立った病虫害はありませんが農薬を使う場合は野菜類・葉菜類に登録のあるものを使う。

播き時期

春秋の種まきが可能。

播種方法

発芽適温は20-25℃で発芽まで3-5日。育苗ポットに2粒播き、覆土は少なく発芽に必要な光を与える。発芽時に間引き、本葉3枚、葉長5cm程の若苗を定植。

植え付け

株間30cm畝間40cm。定植初期に十分灌水するのが重要です。暑さ寒さには強く、霜被害も少ないが、極寒期はトンネル推奨。

肥料

元肥にはNPKを成分量で12g/平方メートル。追肥は生育を見ながら定植後30日目安にN5g/平方メートル中耕を兼ねて。

収穫

草丈が35cm前後になったら収穫時期です。外葉を落とすことでサイズの調整は可能です。比較的長く在圃できます。切り口の乳液は拭き取るか乾かして。5℃前後の保存が効果的です。

料理

肉厚で濃厚な味の葉茎は、生食には適さず、じっくりと火を入れて食します。オススメは「イタリアおひたし」強めに塩を加えた湯で、8分間じっくりとクタクタにゆで上げ、オリーブオイルであえて完成。塩味とオリーブオイルの風味がカタローニャの味を引き立て、ナッツを連想するホッコリとした風味が楽しめます。パスタを一緒にゆでると、イタリアン時短パスタで楽しめます。