カリーノケールロッソ

通常のケールよりも葉辺の欠刻がかなり強く、フリル形状が特徴で、立体的な形状となりボリューム感が出る。ロッソはイタリア語で赤色のこと。

カリーノケールロッソ

特性

地中海沿岸が原産で、キャベツの原種の野生カンランにより近いと言われている。生食でも苦味やエグ味は少なく癖がない。また、加熱するとより甘みが出てとても味わい深くなる。ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、普通のキャベツより栄養価も高い。

栽培上の注意

耐寒性強く、凍害・霜害に強い性質を持っていますが、乾燥・根傷み・肥切れ等で植物体が弱っている状態では地上部の傷みも出やすいので注意が必要。
多湿条件では根痛みとともに黒腐れ病、べと病等の発生があるので、排水性の向上、定期的な薬剤散布を心がけてください。虫害では、鱗翅目、アブラムシ等の発生に留意してください。
農薬:「ケール」・「非結球アブラナ科葉野菜」・「アブラナ科野菜」・「野菜類」で登録されているもの(特記事項に注意!)が使用可能です。総合防除を心がけましょう。

播き時期

春作(1-2月播種)と夏作(高冷地4-6月播種)、秋作(7-8月播種)の三期播きが可能。

播種方法

基本的にキャベツの育苗と同様。
最適発芽温度は18〜25℃で発芽まで2〜3日(夏期)、1週間程度(冬期)。5℃以下では生育不良で、30℃以上では軟弱徒長します。
128 か 200穴セルトレイに播種し、たっぷり灌水してください。特に夏場の高温期は発芽揃いまで乾燥に注意。また、播種深度が深すぎると発芽が遅れ不揃いになるので注意してください。
発芽後、本葉展開までの期間は一番徒長しやすい時期です。水分管理に特に注意し、徒長防止に努めてください。
夏期の育苗では灌水は朝・昼の2回とし、夕方には土の表面が軽く乾く程度が望ましい(徒長防止)です。
酷暑期の育苗では最高気温を下げるために、ハウス天井に日よけの資材を使用してください。
128穴セルトレイの場合、本葉2.5〜3枚ほどの若苗で定植を行います。育苗日数は、夏期では播種後25〜30日、冬期では45〜60日程度となります。

作型表
calender
作型表を参考に貴地に合わせて栽培してください

植え付け

株間は30〜40cm、畝間は60〜70cmを基本

土壌条件

乾燥条件ではスムーズな活着を促すために定植後にしっかり灌水する。

肥料

元肥は成分でチッソ12〜15kg/10アール。1回目の追肥は、定植後約3週間経過後、チッソ4〜5kg/10アールを土寄せとともに(倒伏防止)行います。2回目以降は約1か月間隔でチッソ4〜5kg/10アール。最低2回目までは同時に土寄せをおこないます。
比較的耐寒性の強い品種ですが、冬期の低温・乾燥条件では葉色の退色が見られます。まだ気温が下がりきらないうちに追肥を行い、肥切れを起こさないよう留意してください。

収穫

収穫サイズに達した下葉から順次かきとって下さい。
一例として、一般地の秋冬作7月まき、露地栽培のカリーノケール・ヴェルデの場合、栽植密度35x70cmで30〜45枚程度の収穫が可能です。
気温が下がる12月以降は葉の展開が遅くなってきます。
低温期の出荷を目指す場合、収穫のタイミングをずらす、施設利用等、その期間に合わせた栽培・収穫計画を立ててください。
春先のトウ立ちまで収穫可能です。
 初めての収穫時等、収穫できないサイズの葉は、落とさず付けたままにしましょう。光合成を助け生育を助長します。役目を終えた葉は自然に黄ばみ落葉しますので黄色く変色した葉は取り除いてください。
 春作では、温度上昇に伴ってチップバーンの発生が懸念されます。適度な土壌水分の確保、カルシウム剤の施用等を行い、良品収穫を心がけてください。
低温期では収穫後切り口から糖蜜が出る場合があります。害はありませんがべたつき、出荷袋を汚すので、収穫後の葉を水に30-60分ほど浸漬してください。汚れや異物が落ち一石二鳥です。

料理

パワーサラダの主材料やサラダのアクセントとして。オリーブオイルやドレッシングとからみ易いです。その他、煮込み料理やスムージーなどにも最適です。加熱しすぎると黒く変色するので注意が必要です。